イメージコンサルタントに必要なのは、感覚ではなく正しい知識と色の選別!
お買い物同行の下見中のことです。
パーソナルカラーを勉強したらしい販売員さんとサマーのお客様の会話。 こちらとこちらのピンクがお似合いですよ〜と出してきたのは、ウインターのピンクとオータムピンクでした。そして、自称サマーのお客様はオータムのピンクのトップスを購入したのです。
お客様が思っているサマーという診断もサマーだと思ってお店の方が勧めてきたトップスの色も全てが違っていたというドラマのようなやりとりが、目の前で繰り広げられ、あまりにも衝撃的な光景にそそくさとその場を離れた私です。
お買い物同行中に、別のお店でもお客様に対してこのように間違った色を勧められた事もあり、苦笑いしたこともありました。
最近、このようにパーソナルカラー診断ができるお店です!!とうたっているお店が増えてきているように思います。
また、パーソナルカラー別で口紅やアイシャドーをグループ分けしての化粧品メーカーの販促も目につくようになりましたね(あれ?って思ったらメッセージ下さいね)
お客様にとっては、とっても嬉しいことなのですよね。
でも、それが、間違っていたとしたらどうでしょうか?
ドレープを使っても(プロでも)誤診が後を絶たないのが現実です。
企業研修で数時間勉強しただけでは、診断は難しいのはもちろんですが、経験を積まない限り、ドレープを使わないで正確に似合う色の洋服を選ぶことは容易ではありません。
雑誌でもパーソナルカラー診断やブルべ、イエベ特集などが頻繁に取り上げられるようになり、イメージコンサルタント養成講座のお問合せも多くなっています。
その時は、必ずお会いして詳しく説明させて頂いているのですが、簡単で華やかだと感じている方が多いように思います。
簡単そうに見えるようですが、パーソナルカラー診断は簡単ではありません。
そして、華やかな職種でもありません。
イメージコンサルタントはお客様を輝かせるのが仕事で、私を見て見て!!と前に前に出る仕事ではなく、サポート役です。
なので、地味に理論から答えを導き出す責任のあるカラーアナリストやイメージコンサルタントから華やかで感覚でアドバイスできるパーソナルスタイリストやファッションアドバイザーに名前を変えた方もたくさんいらっしゃいます。
イメージコンサルタントとして、必ず必要な技術は、正しい診断と正しい色の選別です。
これができないと、困るのはお客様です。
言い替えると、正しい知識と経験を重ねれば、誰でも正しい診断ができるようになります。
どの職種にも言えるのは、変な自信が一番怖いことですね。
知識と経験が伴っていないのに、スタートしてしまうと、被害を被るのはお客様です。
ライセンスを取得=ゴールではなく
ライセンスの取得=スタートです
そこから、死に物狂いで復習を重ねて初めてスタートできるのだと思っています。
歩みを止めたらそこで終わりです。
なので、これからも勉強&勉強を続けていきたいと思っています。
そして、本物のイメージコンサルタントを育て続けてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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